2.Onkyo BX407A4の、タッチパネルを使えるようにする

準備と方針

 

設定

裏話的解説

 ドライバ関係自体は特に問題はない。上記サイトからそれぞれのソフトをダウンロードしてインストールするだけである。設定関係として、ドライバはインストールするとすぐに画面へのタッチを認識し、カーソルを動かし始める。キャリブレーションしていないので、当然タッチした位置とカーソル位置は一致しない。そこで次はキャリブレーションを行う。手順を書く(キャリブレーターをターミナルソフトから実行するところから、キャリブレーション結果の保存まで)。

  1. sudo /bin/sh -c "xinput_calibrator"
  2. キャリブレーターが起動し画面がキャリブレーション画面に変わるので、指示に基づいて四点をタッチする。(直後、表示がターミナル画面にもどり、結果が表示される)。
  3. 表示された結果のうち、"Section "InputClass""の行から、"EndSection"の行までの6行を選択し、コピーする。
  4. ターミナルからエディタソフトをスーパーユーザー権限で起動する(手順はLeafpadを使っている)。
  5. sudo leafpad
  6. エディタが起動したら、エディタの<編集><貼り付け>をクリックし、先ほどコピーしたキャリブレーション結果を貼り付ける。
  7. 同様に<ファイル><別名で保存>をクリックし、次の場所、ファイル名を選択及び設定し、結果を<保存>をクリックして保存する。"/etc/X11/xorg.conf.d/99-calibration.conf"

 上記手順2番までを実行した段階で、タッチ位置とカーソル位置は一致するようになっているが、3番以降を実施しないと、次回起動時再度キャリブレーションをし直さないといけなくなるので、よほどの理由がない限りは7番まで実施することをお奨めする。

 設定に関する話は以上である。次はここに至るまでの裏話である。わかってしまえば簡単なのだが、このドライバソフトにたどり着くまでが長かった。あちこち検索等して4~5日くらい要した。その過程で次のソフトも候補に挙がった。「eGalax Touch Driver」である。これはむしろこちらの方が本家本元と言ってもいいほどのメーカーなのだそうで、さっそくドライバーをここのサイトからダウンロード、インストールするとちゃんと動くではないか。良かった良かった次はキャリブレーションだと思いながらアプリを立ち上げると、添付されたキャリブレーションアプリの格好のいいこと。しかも4点キャリブレートだ、8点だといろいろ種類がある(キャリブレート位置数が増えれば当然精度も上がる)。そこで一番点数のおおいやつを選んでキャリブレートを行った。が、動かなかった。もっと正確に言うなら、ソフト自体は動いていてキャリブレーション画面も表示されるのだ。だが、画面の指定された点にペンを接触させてもキャリブレートしなかった。残り時間を示す円形ゲージが、ただ意味もなくぐるぐる回るだけだった。他の4点モードにしてもやはり同じで残念ながらあきらめざるを得なかった(ちなみに、ネット情報では、同ドライバーの最新版では動かず、古いバージョンが使えるとの情報もあったが、メーカーサイトではそのバージョンの配布も既に終了していた)。その後、本ドライバ(opengalax0.4)とキャリブレーションアプリ(xinput-calibrator)を知った。地獄で仏的に現れた両者だったが、キャリブレーションソフトの格好の悪いこと。「灰色の地に白と赤のポイント」などという出で立ちで素っ気ないったらありゃしない。Windowsで言えばワードとメモ帳くらいの違いか。でも、当然動く方がありがたいので、これを使わせていただいている。

 

 

 

0.Onkyo BX407A4にLinuxを入れて復活させる【はじめに】
1.Lubuntuをインストールする
2.タッチパネルを使えるようにする
3.光学式ポインティングデバイス及びマウスボタンを使えるようにする
4.サスペンド及びハイバネーションを使えるようにする
5.その他